突然ですが、月々のスマホ代はいくらですか?
総務省の家計調査では、2020年の携帯電話通信料は年間10万4,192円となっています。
1カ月辺り約8,600円です。
最近では大手キャリア(docomo、au、Softbank)だけではなく、サブキャリア、格安モバイルや楽天モバイルなど選択肢が増え、見直しさえすれば通信費を抑えることが出来る時代となりました。
我が家では既に通信費は見直し済みで、スマホ3台とガラケー1台の計4台を月々2,000円未満で運用しています。
最初は、楽天モバイルキャンペーンで0円運用していましたが、キャンペーンも終了したのでpovo(ポヴォ)に乗り換えました。
実際に使ってみてメリット・デメリットをまとめました。
povoは万人受けするサービスではないので、気になっている方は契約する前に参考にしてくださいね。
ずっと0円では運用できない!
povoの月額基本料金は0円です。
自分の好きなタイミングでサービスを購入します。
このことをトッピングと呼びます。
データ量 | 有効期間 | 料金 |
使い放題 | 24時間 | 330円 |
1GB | 7日間 | 390円 |
3GB | 30日間 | 990円 |
20GB | 30日間 | 2,700円 |
60GB | 90日間 | 6,490円 |
150GB | 180日間 | 12,980円 |
他にも通話にも、5分かけ放題が月額550円、通話かけ放題が月額1,650円となっています。
期間限定のトッピングで、3G1,280円(90日間)が登場したこともあります!これは使い勝手がよかったです!
トッピングをしない時でも、通話と低速でネット回線に繋がります。
通話は30秒22円。SMSは1通3.3円となります。
トッピングは自分の好きなタイミングで購入するので、通話やSMSをしなければ普段は0円で運用できます。
ただし、最低180日に一回は課金しなければ、利用停止や契約解除となる可能性があります。
なので、最低半年に1回はトッピング(サービスの購入)が必要です。
トッピングなしの状態でどこまでできる?
トッピングなし、0円運用時でも
- 低速(128kbps)でネット可能
- 通話可能(発信は30秒22円)
- SMS可能(送信は1通3.3円)
の3点が可能です。
電話は受信がメインなら、電話番号が格安で維持できます。
MVNOは通話料が30秒11円なのを考えると、発信は高めです。
ネットを結構使うから低速なんて耐えれない方でも、サブ回線として契約するのもおススメです。
通信障害が起きたりすると決済ができなくて困ったりしますし、1つのスマホで電話番号を2つ持ちたい場合や、月末にギガがなくなって困った場合など、サブ回線としてもかなり使えます。
povoは事務手数料無料です!初期投資がないので、とりあえず契約してみようかなぐらいの気持ちで始められます。回線契約もすぐに出来ました!
128kbpsの低速でできること
気になるのが0円で運用している時の通信速度です。
まずはLINE。外出先でちょっと確認ぐらいなら十分可能です。
- テキストメッセージやスタンプは問題ない○
- 写真は読み込みが遅いですがなんとか可△
- 動画の読み込みは難しい×
- 通話も可能○。ビデオ通話は難しい×
コード決済
- 楽天payは可能だけど遅い△
あらかじめ画面を読み込んでいれば、ほぼ遅延なく決済されます。
QRコードさえ表示されればOKです。店員さんがピッ!としてもらったら、スマホの画面が変わらなくても決済完了しています。
まったく画面を読み込んでいなかった場合は30秒~1分待たされました。
私は家で画面を読み込んで行くのを忘れた場合は、レジに並ぶ前にアプリを起動してやり過ごしています。
他の決済サービスを使っていませんが、paypayは結構普通に使えるようです!
ネット検索
- グーグルで検索は可能ですが、ページを開くのは限りなく×に近い△
これは見たいページによると思います。
テキストページがメインで、写真なども少なければ読み込めると思いますが、今時そんなページは少ないので、ほぼ読み込みません。
検索結果画面の読み込みは比較的早いので、サイトの内容を説明するテキストでイメージを膨らませるぐらいしか出来ません。
マップ
- あらかじめ読み込んでおけば、読み込んだ範囲での現在地の表示は可能○
GPSの機能自体は、ネット回線はさほど必要ではありません。ただし、地図の読み込みは低速では厳しいです。
Wi-Fi環境下で予め読み込んで出かければ、意外と使えます。
iPhoneの「探す」のアプリも使えます。子供も私もpovoで低速運用していますが、どこにいるのかバッチリ把握できます!
その他、iPhoneに標準搭載のFaceTimeやiMessageも低速でも利用可能です。
メイン回線として使用するにはどうなの?
私はほぼ0円運用でpovoをメイン回線として使用しています。
ただし皆さんに、おススメできないです。
私の場合は、家にWi-Fiがあり、自宅の通信環境が整っています。
また、基本は家で仕事をしていて、普段は買い物などで近所を出歩くぐらいです。
必要なのはコード決済機能とLINEぐらいです。
子供のランドセルに古いiPhoneを忍ばせています。GPS代わりとFaceTimeで通話するのは0円運用で問題ありません。
毎日通勤や通学があり、1日のほとんどを外で過ごしている場合は、低速運用はストレスが溜まると思います。
因みに夫は通勤ありなので、日本通信を契約しました。
昼休みにちょっとネットを見るぐらいなので1G月額290円で契約中です。
通話なし、1G以内であれば年額3,480円で、激安です。
日本通信は事務手数料が3,330円必要です。私も日本通信でも良かったのですが、とりあえず楽天からの乗り換えで、無料で始めたかったので事務手数料無料のpovoを試しました。
また、よく電話をする場合は楽天モバイル もありです。
過去のように0円運用は出来ませんが、Rakuten Linkというアプリを使えば、他社携帯への発信や固定電話への電話が無料です。
通話品質はLINE電話やfaceTimeと比べると、劣るかなぁという印象です。ただ無料で固定電話にも電話できるのはありがたいです。
3Gまでなら月額1,078円で利用できるので、お手頃価格です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
povoは限りなく0円で運用できるキャリアです。
外出が少ない方、初めて子供に持たせるキャリアとしてもおススメです。
13歳未満のお子さんは契約出来ませんので、親名義で申し込みをしてください。
もし、低速では我慢できないれど、安くスマホを維持したい場合は「日本通信」。
固定電話に電話することが多ければ楽天モバイルがおススメです。
自分にあったプランを見つけて毎月5,000円通信費を削減できれば、年間60,000円の節約になります。
見直すのは面倒かもしれませんが、手続き自体はすぐに終わります。
日々ちまちまと食費や光熱費の削減を意識するより、固定費の見直しはストレスフリーで効果的です。
povoや楽天モバイルは初期投資なしで乗り換えできます。また解約手数料も無料です。回線の品質や速度に納得できるのか気になる方は、一度試してみるぐらいの感覚で始めるのもアリですよ。
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